教育関係者や取材班が収集した2026年現在の受講生・卒業生・保護者による生の声からは、自宅受講の長所と短所が鮮明に浮かび上がってきます。
部活動に全力を注ぎながら現役合格を果たした都内の国公立大合格者は、当時の特番インタビューや手記のなかで次のように振り返っています。
「高校3年の秋までサッカー部の練習が毎晩19時過ぎまであり、そこから校舎へ移動すると受講時間が削られてしまう状況でした。自宅受講に切り替えてからは、帰宅後すぐに夕食を済ませて20時から90分講義を2コマ消化。浮いた往復1時間の移動時間を英単語の暗記に充てられたことが勝因でした」
一方で、SNSや知恵袋等のコミュニティでは、指導の質に関するシビアな体験談も報告されています。
「自宅受講のアドバイスタイムは担当するアシスタントアドバイザー(大学生スタッフ)の力量に大きく左右される。相性の良いアドバイザーの日は思考の抜け漏れを厳しく突っ込んでもらえるが、経験の浅いスタッフだと『チェックテスト満点ですね、この調子で進めましょう』と数分で終わってしまうことがあった」
公の場で見せた保護者の安堵と苦悩の声にも注目すべき点があります。「インフルエンザや体調不良の時期でも感染リスクなく自分のペースで進められた」と健康管理面を評価する親がいる一方、「部屋にこもって画面を見ていると、本当に勉強しているのかスマホを触っているのか見極めがつかず、声をかけると口論になる」という家庭内摩擦のリアルな吐露も目立ちます。