ファンのみならず写真集愛好家の間でも伝説的な一冊となっているのが、2019年1月27日にワニブックスから刊行されたセカンド写真集『F』です。ファースト写真集『風の名前』(2016年)で見せた素朴で爽やかな10代の少女像から一転、沖縄の地で撮影された本作は、大人の女性へと変貌を遂げるグラデーションを鮮烈に切り取っています。
本作において小芝風花 水着姿とヘルシーな肢体は大きな話題を呼びました。幼少期から打ち込んでいたフィギュアスケートで培われた小芝風花 スタイルは、極端な痩せ姫ではなく、引き締まった体幹としなやかな筋肉美、そして女性らしい柔らかな曲線を兼ね備えており、同性からも絶賛を集めました。
特に読者に衝撃を与えたのが、海辺やホテルの一室で撮影された「背中を大胆に露出したバックショット」や、純白のビキニ姿です。当時の出版記念イベントの取材において、彼女自身も次のように語っています。
「10代の頃とは違った、20歳を超えた今の自分にしか出せない表情や大人の雰囲気を残したかった。フィギュアスケートで鍛えた背筋や健康的なスタイルを見ていただけたら嬉しいです」
写真集のタイトル『F』は、彼女のイニシャルであると同時に「Female(女性)」「First(新たな一歩)」を象徴するものと評されました。しかし、この完成度の高さゆえに、ネット上では一部のトリミング画像や煽り文句が独り歩きし、「小芝風花 写真集 Fでヌード寸前のカットがある」という誤った言説へと変質していったのです。