Q1:木星の大赤斑は最終的にいつ消えるのですか?
A1:現在の天文学のコンセンサスでは、大赤斑が近い将来に完全に消える可能性は極めて低いと結論づけられています。過去150年間にわたり縮小が続いてきたのは事実ですが、近年はそのペースが著しく落ちて円形に近づいており、内部の回転エネルギーは強固に保たれています。消滅するのではなく、今後は「小型で安定した長寿の円形渦」として存続し続けると考えられています。
Q2:大赤斑の中に入ったら人間や探査機はどうなりますか?
A2:大赤斑の外縁部では時速450〜650kmに達する超猛烈な暴風が吹き荒れており、地球最強の猛烈な台風(秒速60m前後)の倍以上の風速に晒されます。さらに木星には固体としての地表が存在せず、深部に向かうほど超高圧・超高温の水素とヘリウムの海へと移行するため、人間はもちろん強固な探査機であっても数十分と持たずに粉砕・融解されます。
Q3:市販のアマチュア用天体望遠鏡でも大赤斑を見ることはできますか?
A3:十分に可能です。口径8cm〜10cm前後の初心者向け望遠鏡でも、シーイング(大気の揺れ)が良い条件であれば、木星の縞模様の中に窪んだ楕円の目印として確認できます。さらに口径15cm〜20cm以上の望遠鏡に高性能カメラを組み合わせれば、現在丸みを帯びた大赤斑のサーモンピンク〜オレンジ色の色彩や、周囲の複雑な白斑・渦の構造まで鮮明に捉えることができます。