大学選びにおいて最初の関門となるのが入試難易度の客観的な把握です。東京工科大学の学部別偏差値は、大手予備校(河合塾・駿台等)の2025〜2026年度最新データによると、全体でおよそ40.0〜52.5のレンジに位置しています。理系中堅大学の激戦区に位置しており、決して無試験同然で合格できる水準ではありません。
各学部の特徴によって合格ラインには明確な傾斜が見られます。看板学部の一つであるメディア学部の偏差値は47.5〜52.5、AIや情報工学ブームの追い風を受けるコンピュータサイエンス学部も47.5〜52.5と上位グループを形成しています。また、蒲田に拠点を置く医療保健学部の難易度は学科によって異なり、看護学科や理学療法学科では45.0〜50.0、臨床検査学科などでは50.0前後の学力が求められます。
共通テスト利用入試における共通テストボーダー得点率は、学部・学科および科目数(2科目〜4科目型)によって異なるものの、概ね56%〜72%が合否の境界線となっています。特にメディア学部やコンピュータサイエンス学部の後期日程や少数科目型では得点率7割超が要求されるケースもあり、基礎学力を抜け漏れなく仕上げておくことが求められます。
入試倍率の推移を見ると、一般選抜の全体倍率は年度によって2.0〜4.5倍程度で推移しています。日程ごとの併願制度が充実しているため見かけの志願者数が膨らみやすい側面はありますが、実質倍率ベースでも2倍前後を維持しており、確実な学力層が合格を勝ち取っている実態が読み取れます。