暗雲が垂れ込めた社会情勢のなか、1995年後半に日本中を狂乱の渦に巻き込んだのが、パソコン時代の決定打となったWindows95発売です。
11月23日未明、東京・秋葉原や全国の大手家電量販店には数千人規模の長蛇の列が形成され、カウントダウンイベントとともに深夜販売がスタート。GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)の標準搭載や「スタートボタン」の導入、そして何より標準でインターネット接続に対応したOSの登場は、それまで専門知識を要したPCを誰でも扱える情報ツールへと変貌させました。
「パソコンなんて持っていないのに、お祭り騒ぎに惹かれてソフトだけ買った」という熱狂的なファンが現れるほどの社会現象となり、一般家庭へのPC普及率とダイアルアップ接続によるインターネット利用者が爆発的に増加。現在のスマートフォンやクラウド全盛時代に至る情報インフラの革命は、まさにこの日から始まりました。