多くの受験生や卒業生が疑問を抱くのが、「なぜ港区高輪にありながら品川キャンパスと改称されたのか」という点です。公式発表資料や大学関係者の証言を総合すると、この改編は単なる看板の掛け替えではなく、学内ポートフォリオの抜本的刷新を意味しています。
歴史的に見ると、この敷地は電気通信研究所を前身とし、長年にわたり情報通信学部(旧情報デザイン工学部等)の本拠地として機能してきました。しかし、2022年4月に実施された全学的な組織改編に伴い、湘南キャンパスにあった国際分野を再編した「国際学部」を品川キャンパスへ新設・配置。これに合わせて名称を「品川キャンパス」へと統一しました。
背景にあるのは、羽田空港へのアクセスに優れ、国際ビジネスと先端技術のハブとして急成長する「品川・高輪エリア」のブランド力です。巨大再開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」が街開きを迎える時間軸を見据え、「テクノロジー×グローバル」のクロスオーバー拠点として位置付けを明確化させた戦略的判断といえます。