高校卒業後、加藤綾子さんは国立音楽大学 音楽学部 音楽教育学科(幼児教育専修)へと進学します。アナウンサー界において音大出身という学歴は非常に珍しく、彼女独自の強みとなりました。
大学時代の彼女は決して派手な生活だけに溺れることなく、学問と実技に真摯に向き合っていました。音楽教育学科でリトミック指導や幼児教育論を学びながら、過酷な練習を積み重ねて中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)を取得しています。教育実習にも真剣に取り組み、ピアノ講師としての指導資格も得るなど、将来は音楽教師やピアノ講師として生きる道を本気で描いていました。
ピアノのレッスンで培われた「音程の正確さ」「相手の言葉を聞き分ける聴力」「楽譜の先を読む集中力」は、生放送のスタジオで進行表を見ながらゲストのコメントを捌くアナウンサー業務と驚くほど親和性が高かったと、後に数多くの番組スタッフが証言しています。