神奈川の公立高校受験を象徴する横浜翠嵐と湘南のライバル関係だが、選抜基準の中身を精査すると、求められる受験生像は根本から異なる。両校のボーダーラインを読み解くうえで基礎知識となるのが、神奈川県高校受験 内申計算 仕組みである。
神奈川県の公立高校入試では、中学校の成績が「中学2年学年成績(9教科×5=45点満点)」と「中学3年後期・2学期成績(9教科×5×2=90点満点)」の合計135点満点で算出される。この内申点と、学力検査(500点満点)、特色検査(100点満点)を各校が指定する比率で合算したものが「S値(総合数値)」と呼ばれる指標だ。
横浜翠嵐高校 偏差値 ボーダーの特徴は、内申比率を制度上の最低水準である「2」に設定し、学力検査「8」、特色検査「2」という極端な当日点偏重型を採用している点にある。たとえ内申点が110点台と低迷していても、学力検査で450点前後を叩き出し、特色検査で70点以上の高得点をマークすれば鮮やかな大逆転合格が可能だ。事実、模試データからも「内申のビハインドを実力でねじ伏せた」合格者が毎年多数確認されている。
対照的なのが湘南高校 合格ライン 内申点のシビアさだ。選考比率は「内申3:学力7:特色2」となっており、合格者の平均内申点は130点〜132点(135点満点中)という極めて高い水準で密集している。内申点44〜45をキープし続ける真面目な学習姿勢が前提とされ、そのうえで学力検査435点以上、特色検査60点以上を積み上げなければならない。ミスが許されない湘南に対し、難問勝負で突き抜ける翠嵐という対立軸が、両校の合否ラインを分ける決定的な要素となっている。