ベンチプレスで肩が痛い原因を徹底解明!正しいフォームと治し方

ベンチプレスで肩が痛い原因を徹底解明!正しいフォームと治し方

話題沸騰中の ベンチプレスで肩が痛い原因を徹底解明!正しいフォームと治し方について、多角的な視点をご紹介しています。

すでに肩に痛みや引っかかりを感じている場合、アイシングや湿布だけで痛みを誤魔化してバーベルを持ち上げ続けるのは厳禁です。組織の修復を促す肩の痛み治し方と再発防止のロードマップに沿って、種目の切り替えと機能改善を行いましょう。

最も推奨される応急処置かつ優れたトレーニング手段が、ダンベルプレス切り替え効果の活用です。バーベルは両手の位置が一本の棒で完全に固定されるため、手首や肘の自由な回旋が制限され、肩関節に逃げ場のないストレスがかかります。一方、ダンベルであれば、手のひらをややハの字(斜め45度)にする「セミプロネーテッドグリップ」や、手のひらを向かい合わせる「ニュートラルグリップ」を選択できます。これにより、肩峰下の空間を広く保ったまま、大胸筋に対して安全に高負荷をかけることが可能になります。

また、根本的な再発防止策として不可欠なのが、肩関節のインナーマッスルを整えるローテーターカフストレッチとアクティベーションです。特に上腕骨頭を関節窩に引きつけ、前上方へのズレを防ぐ「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」のケアが鍵を握ります。トレーニング前後に低負荷のトレーニングチューブを用い、脇を締めた状態で腕を外側に開く「エクスターナルローテーション」を15〜20回程度行い、インナーマッスルにスイッチを入れる習慣を取り入れることで、動作中の肩関節の安定性は劇的に向上します。

【プロの結論】挙上重量への執着を捨てる勇気|継続できるトレーニーの判断基準

トレーニングの現場において、長期にわたって怪我なく肉体を進化させ続ける人と、数年で肩を壊して姿を消す人を分ける決定的な要素は「重量に対するエゴ」をコントロールできるかどうかにあります。バーベルの重量表示にとらわれ、フォームが破綻しているにもかかわらず無理に記録を追う「エゴリフティング」は、関節組織の不可逆的な劣化を早めるだけです。

筋肉を肥大させるための刺激は、関節を破壊するリスクを冒さずとも、可動域のコントロール、筋緊張時間(テンポ)、そして安全な種目選択によって十分に代替可能です。以下の基準に照らし合わせ、現状を冷静に判断してください。

【今すぐバーベルベンチプレスを休止すべき状態】
・日常生活で服を着替えるときや、腕を水平以上に上げた際にズキッとした痛みがある
・シャフト(20kg)のみの動作でも肩関節の奥に引っかかりや鈍痛を覚える
・夜間、患部を下にして寝ると痛む、または安静時にも拍動性の痛みがある

【安全に継続・復帰してよい状態】
・肩甲骨を「内転・下制」させた状態をセット中ずっと維持できる柔軟性がある
・前腕が垂直になる安全な手幅で、脇の角度を60度以下に保ちながらコントロールして動作できる
・ダンベルプレスや腕立て伏せを行っても、関節ではなく大胸筋の筋腹だけに明確な疲労感がある

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。