青空の光の粒は病気?ブルーフィールド内視現象の正体と受診目安

青空の光の粒は病気?ブルーフィールド内視現象の正体と受診目安

青空の光の粒は病気?ブルーフィールド内視現象の正体と受診目安とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

晴天の日に青空を眺めていると、視野の中心付近で微小な光の点がキラキラと発光しながら、細かく曲がりくねった軌跡を描いて急速に動き回る光景を目撃することがあります。英語圏ではその神秘的な見え方から「青空の妖精(Blue-sky sprites)」とも通称されるこの視覚体験の正体が、ブルーフィールド内視現象です。

この現象は、1920年代にドイツの眼科医リヒャルト・シェーラー(Richard Scheerer)が臨床的に初めて詳細を報告したことから、医学界ではシェーラー現象とも呼ばれています。自らの眼球組織や血流など、眼球内部の構造物が影や光として知覚される現象全般を「内視現象(entoptic phenomenon)」と呼び、代表的なものには硝子体の濁りが見える飛蚊症がありますが、ブルーフィールド内視現象もまさにその内視現象の典型的な一つです。

幻覚や脳の異常ではなく、眼球の奥にある網膜の解剖学的構造がもたらす極めて物理的・生理学的な現象であるため、健康な目を持つ人であれば誰にでも発生し得ます。「病気かもしれない」と焦る前に、まずは自身の生体活動が視覚化されている仕組みを正しく把握することが重要です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。