連休中の喧騒を避け、ゆったりと自然の中で藤の芳香に包まれたい方には、郊外や地域に根ざした隠れた名所が適しています。
京都府福知山市|樹齢2000年の巨木「才ノ神の藤」
自然の力強さを体感したいなら、京都府北部・大江町に自生する「才ノ神の藤(さいのかみのふじ)」が筆頭候補です。京都府の天然記念物に指定されているこの藤は、幹回り約1.8メートル、樹齢は数百年から一説には2000年ともいわれる山藤の巨木です。
人工的な棚作りではなく、周囲のケヤキの木などに絡みつきながら四方に枝を広げる野趣あふれる姿が特徴。開花時期には地元の保存会によるイベントも開かれ、のどかな里山ドライブの目的地として最高のロケーションを誇ります。
大阪府藤井寺市|由緒ある名刹「葛井寺(ふじいでら)」の藤まつり
大阪市内からのアクセスが抜群なのが、西国三十三所第5番札所でもある葛井寺です。境内には紫や白、珍しい八重咲きの黒龍藤など様々な品種が植えられており、例年4月中旬から下旬にかけて「藤まつり」が執り行われます。
見頃のピーク時は参拝客で賑わいますが、平日や早朝の時間帯を狙えば比較的スムーズに境内を散策できます。国宝の千手観音菩薩坐像の毎月18日開帳日と重なるタイミングは特に多くの人で賑わうため、訪問前のスケジュール確認が欠かせません。
兵庫県朝来市|白井大町藤公園
山陰随一の規模を誇るのが、兵庫県朝来市にある「白井大町藤公園」です。総延長500メートル、幅4メートルの見事な藤棚が広がり、山あいの清々しい空気の中で藤のトンネルを歩く贅沢な体験が楽しめます。中央の噴水池に映り込む水鏡の藤も見応え十分です。