みかんの木は、植え付けからの年数によって目指すべき樹形と剪定の強度が異なります。
【植え付け1〜3年目:幼木期】
主幹をしっかり太らせ、将来の骨格となる主枝を配置する大事な育成期間です。目標とする樹形は、中心を開いて3本前後の主枝を斜め上へ広げる「開心自然形」が理想です。この時期は実をならせることよりも樹体の成長を最優先にするため、花芽がついても早めに摘み取り、枝を適度に切り戻して元気な新梢を伸ばします。
【4年目以降:成木期】
収穫が本格化する成木では、強い切り戻しは極力控え、「木漏れ日が地面に均等に落ちる程度」の軽めの透かし剪定を意識します。葉の枚数が果実の甘みと収量を左右するため、一度に葉を落としすぎない(全体の2割以内の間引きに留める)ことが樹勢を維持する防衛策です。
太い枝(直径2cm以上)を切った際は、切り口から病原菌が侵入したり水分が蒸発するのを防ぐため、必ず市販の園芸用癒合剤(トップジンMペーストなど)を塗布して保護します。