順調に進めば短期間で取得できる仮免許ですが、現場では技能修了検定や学科試験の不合格によって計画が大きく狂うケースが頻発しています。SNSやコミュニティサイトに投稿される当事者の生々しい手記を検証すると、特に合宿免許において「仮免落ち」がもたらす精神的・経済的打撃の大きさが浮き彫りになります。
「修了検定でクランクの縁石にタイヤを乗り上げた瞬間、頭が真っ白になった。指導員から『はい、試験中止です』と告げられたときの絶望感は忘れられない」(20代・大学生の体験談手記より)
教習現場において、技能修了検定は減点方式(100点満点中70点以上で合格)で採点されますが、クランクやS字での脱輪後にそのまま走行を続けたり、一時停止標識での不停止、信号無視、右左折時の巻き込み確認怠りによる安全不確認などは「一発中止事項」に該当します。どれほどスムーズに走行していても、即座に検定終了を言い渡されます。
技能検定に不合格となった場合、道路交通法施行規則の定めにより、最低1時限以上の補修教習を受講しなければ再受検できません。ここで問題となるのが、仮免落ちた場合の追加教習と延泊に伴う実費負担です。通学教習であれば追加補修費(1時限あたり約5,000円〜7,000円)と再検定料(約5,000円〜8,000円)の追加で済みますが、合宿免許の場合は宿泊スケジュールの延長が発生します。
保証プランの範囲内であれば延泊費が免除されることもありますが、20代半ば以降のプランや繁忙期(1〜3月、8〜9月)には保証枠が狭まり、延泊1日ごとに6,000円〜10,000円前後の追加宿泊費を請求されるケースも珍しくありません。さらに、地方の教習所では学科試験の受検可能日が平日のみに限定されている場合が多く、金曜日に不合格になると月曜日まで再試験を受けられず、自動的に2〜3泊の延泊が確定するというスケジュール上の落とし穴も存在します。