大手百貨店や下着専門店の下着フィッター歴20年を超えるベテランスタッフによると、50代のフィッティングルームでは「下着難民」となった女性たちから切実な告白が日常的に寄せられています。
「これまでと同じブラジャーを着けているだけなのに、夕方になるとみぞおちが締め付けられて胃痛や吐き気がする」「ホットフラッシュで突然大量の汗をかいたとき、化繊のアンダーゴムが汗を吸わずに真っ赤な湿疹ができた」といった声は氷山の一角です。更年期世代は、自律神経の乱れからくる皮膚知覚の過敏化と、内臓の圧迫に対する不快感が急激に高まる時期でもあります。
インターネット上のコミュニティでも、「外出先でアンダーのホックをこっそり外したくなった経験が何度もある」「背中の段差を夫に指摘されてショックを受けた」という生々しい体験談が散見されます。50代にとってのブラジャー選びは、単なる見た目の美醜にとどまらず、日中の活動意欲や精神的安寧を大きく左右する生活インフラそのものであることが取材から浮き彫りになっています。