上杉謙信の家紋「竹に雀」の謎|毘沙門天の旗印との違いと複数ある理由

上杉謙信の家紋「竹に雀」の謎|毘沙門天の旗印との違いと複数ある理由

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Q1:有名な「毘」の文字は、上杉謙信の家紋ではないのですか?
A1:家紋ではありません。「毘」は謙信が崇拝した毘沙門天にあやかり、軍勢の士気高揚と神仏の加護を祈願して本陣に掲げた合戦用の旗印(陣旗)です。公的な場や文書、調度品に記される血統の象徴としての家紋とは明確に区別されていました。

Q2:上杉謙信の最も正式な代表家紋はどれになりますか?
A2:歴史上、最も代表的な定紋とされるのは「竹に雀(上杉笹)」です。永禄4年に関東管領職とともに山内上杉家宗家から継承したものであり、越後守護代・長尾家から上杉宗家への正統な権威継承を象徴する最高位の紋章です。

Q3:なぜ伊達政宗の伊達家と同じ「竹に雀」を使っているのですか?パクリですか?
A3:決して模倣(パクリ)ではなく、歴史的な正式贈与によるものです。謙信の時代より前、越後上杉家から伊達家へ養子縁組を行う計画があり、その際の結納の引き出物として上杉家の「竹に雀」が伊達家へ贈られました。縁組自体は破談になったものの、紋は伊達家に残り、独自のデザインアレンジを加えて「仙台笹」として定着しました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。