モデルやグラビアとして頂点を極めた祥子は、表現の場をスクリーンへと広げていきました。その決定打となった出演作品が、2015年に公開された映画『D坂の殺人事件』です。
江戸川乱歩の名作を窪田将治監督が現代的な官能ミステリーとして映像化した本作で、祥子は主人公の花崎繭子役に抜擢。物語の核心を担う難役に対し、一切の妥協を排した体当たりの濡れ場や官能的な演技を披露し、映画関係者や観客を驚嘆させました。単なる話題作りにとどまらず、人間の業や狂気を宿したその眼差しは、演技派女優としての高いポテンシャルを証明する結果となったのです。
その後もTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』へのゲスト出演や舞台公演、バラエティ番組でのウィットに富んだトークなど、ジャンルを問わず多彩な表現活動を展開していきました。