最大のメリットは、初期投資と撤退リスクを極限まで引き下げられる点にある。従来モデルでは、万が一事業が軌道に乗らなかった場合、原状回復費用や契約解除違約金などによって数千万円単位の負債を抱える懸念が常について回った。
しかし、空間を時間貸しで利用する場合、必要なのは数万円から数拾万円程度の保証金と月々の利用料のみ。既に営業許可を取得している店舗の厨房機器やカトラリー、客席をそのまま活用できるため、今日契約して来週から営業を開始するといったスピーディーな立ち上げが可能になる。実験的に3ヶ月だけ営業し、手応えがなければノーリスクで撤退する、あるいは別のエリアへ移転するといった柔軟な意思決定が容易に行えるのだ。