乳児期の製作では、完成度の高さよりも「素材に触れる心地よさ」や「身体を使った表現の楽しさ」を味わうことが最大のねらいです。保育者がしっかりサポートしながら、子ども自身の痕跡が作品になる工夫を取り入れます。
0歳児(ひよこ組など)では、成長の記録にもなる「手形足形アート」が圧倒的な人気を誇ります。 【製作のねらい】:絵の具の冷たさや紙の感触を味わい、保育者と一緒に身体表現を楽しむ。 黄色や赤の足形を鬼の顔やパンツに見立てたり、白い足形を2つ重ねて「雪だるま」にアレンジしたりするのがおすすめです。保育者が黒目を描き足すだけで、世界に一つだけの愛らしい作品に仕上がります。
1歳児(りす組など)は、指先を使った動作が活発になる時期です。 【製作のねらい】:指先を使って紙を丸めたりシールを貼ったりする心地よさを味わう。 お花紙をくしゃくしゃに丸めてビニール袋に詰める「ふんわりハートのバレンタイン飾り」や、丸シールをペタペタ貼って鬼のパンツの模様を作る製作が適しています。簡単な工程でも、自分の手で変化を生み出す喜びに子どもたちは目を輝かせます。
2歳児(うさぎ組など)になると、簡単な道具の扱いやちぎる動作が楽しくなります。 【製作のねらい】:自分の意志で色やパーツを選び、のりやちぎり紙の感触を楽しみながら表現する。 折り紙を手で細かくちぎって台紙に貼る「ちぎり絵の鬼の顔」や、のりを指先に少しだけ取って梅の花びらを台紙に貼っていく製作がぴったりです。「ここに貼ろうかな」「赤色の鬼にする!」といった自己主張を大切に受け止めながら進めます。