「ガパオ(ホーリーバジル)」は本来この料理の主役ですが、日本のスーパーでフレッシュバジルを通年手に入れるのは難しく、価格も割高になりがちです。そこで活用したいのが、同じシソ科植物である「大葉(青じそ)」です。
大葉に含まれる芳香成分ペリルアルデヒドは、加熱によって肉の脂っこさを中和し、オイスターソースの濃厚な甘辛さと驚くほどの親和性を見せます。仕上げの直前に火を止め、手で大きめにちぎった大葉(1人あたり3〜4枚)を余熱でサッと和えるだけで、爽快な香りが全体を包み込みます。
また、定番具材である「玉ねぎ」の1cm角切りはシャキシャキとした甘みを、「赤・黄パプリカ」は鮮やかな彩りとジューシーな酸味をもたらします。仕上げに多めの油でフチをカリカリに揚げ焼きにした「目玉焼き(カイダオ)」を乗せ、半熟の黄身を肉に絡めて食べるスタイルこそが、家庭で楽しむ至高のガパオ体験です。