他魚種との混泳以上に飼育者が失敗しやすいのが、実は「金魚同士の混泳相性」です。品種改良の歴史が長い金魚は、体型によって運動能力や摂餌スピードに天と地ほどの格差があります。
和金型(フナ型・長体型)の特徴
和金、コメット、朱文金などの細身でフナに近い体型を持つ品種は、圧倒的な遊泳力とスピードを誇ります。水流を物ともせず泳ぎ、水面に餌が投入された瞬間に爆発的なスピードで食べ尽くします。
琉金型・らんちゅう型(丸型・短体型)の特徴
琉金、出目金、らんちゅう、オランダ獅子頭、ピンポンパールなどの丸みを帯びた品種は、内臓が圧縮されており泳ぎが極めて不器用です。水流に弱く、餌を見つけて口に運ぶまでに時間がかかります。
体型差による混泳が招く悲劇
この2タイプを同居させた場合、「餌の偏りによる餓死」と「いじめ・突つき被害」が必然的に発生します。和金型が餌を独占して丸型は常に飢餓状態に陥るだけでなく、泳ぎの遅い出目金の突出した眼球や、らんちゅうの頭部肉瘤、ピンポンパールの鱗が和金型につつかれ、重篤な外傷から水カビ病などを併発して死に至ります。金魚同士を混泳させる際は、「体型・泳力の近いグループ同士」で統一することが鉄則です。