芸能活動の一線から退いた彼女が選んだ次なるステージは、通販サイト運営などを手がける株式会社ロコンドだった。一過性の話題作りや名義貸しのタレント顧問などではなく、正社員としての入社という決断は業界内でも大きな波紋を呼んだ。朝のラッシュ時に通勤し、社員ミーティングで発言し、パソコンに向かって売上データを分析する。そこにあるのは、かつてのスター女優ではなく、一人の情熱的なビジネスパーソンの姿だ。
ファッションに深い造詣を持ち、長年トレンドの最前線に身を置いてきた感性は、EC・アパレル業界において強烈な武器となっている。自らデザインや素材の選定に関わるオリジナルブランドの立ち上げをはじめ、現場のスタッフと密にコミュニケーションを取りながら商品を形にしていく作業。華やかな衣裳を着る側から、誰かが着る服を生み出す側へ。その視点の転換は、彼女自身に新たなやりがいと成長をもたらしているようだ。