1970年代後半の日本の音楽シーンにおいて、彼女たちが残したインパクトはまさに天変地異の如きものだった。躍動するダンスビート、一度聴いたら耳から離れない刺激的な旋律。その根底にあるのは、日本のポップス史を根底から変革した圧倒的な音楽的完成度である。単なるノスタルジーではない。現代のDJやクリエイターがこぞってフロアトラックとして再評価している背景には、時代を超越したアレンジの凄みがある。
当時の音楽シーンを象徴する昭和歌謡の文脈の中でも、その革新性は頭一つ抜けていた。歌謡曲の洗練されたアレンジと歌唱、そして圧倒的なビジュアル表現が一体となったプロダクションは、半世紀を経た今も色あせない。若年層のリスナーが新鮮な衝撃をもって受け止める一方で、海外のリスナーは東洋のファンキーなポップ・アイコンとして彼女たちを発見し、情熱的なコレクター化が進んでいる。