日本史の学習で挫折する最大の理由は、各時代がバラバラの断片として記憶に残ってしまう点にある。645年の大化の改新で中央集権国家の骨組みが作られ、武家政権の誕生を経て、1868年の明治維新で近代国家へと脱皮する。この大きな大きな一本の川の流れを意識できているだろうか。
時代の転換点には必ず、前の時代の矛盾や危機が存在する。古代の権力闘争から幕末の開国要求に至るまで、歴史は「問題発生」と「構造改革」の連鎖で成り立っている。年代をただの点の集まりではなく、一本のロープのように手繰り寄せる感覚を身につけることが、全体像を一瞬で掴む鍵となる。