一見健康的と思える食生活に潜む危険性を突きつけた作品がある。オーストラリアの映画監督デイモン・ガモーが自らの体を実験台にした予防医学ドキュメンタリー映画『ザ・シュガー・フィルム ~毒性を秘めた甘い誘惑~』だ。現在もNetflixなどの配信プラットフォームを通じて世界中で視聴されているこの作品は、多くの人々に衝撃を与え続けている。
ガモー氏はジャンクフードを一切避け、「低脂肪ヨーグルト」や「シリアル」「フルーツジュース」といった一見ヘルシーな食品のみから、オーストラリア人の平均摂取量であるスプーン40杯分の砂糖を60日間摂り続けた。結果はどうだったか。体重と内臓脂肪の急増はもちろん、あっという間に脂肪肝の兆候が現れ、気分の激しい高揚と落ち込みに苦しめられることになった。加工食品に密かに仕込まれた隠れ糖質の恐怖を、これほど雄弁に物語る実例はない。