「左右均等に上がらない」「片側だけが垂れ下がっている」という症状には、単なる筋肉のコリでは片付けられない重大なリスクが潜んでいる場合があります。代表的な疾患が顔面神経麻痺(ベル麻痺やハント症候群)です。ウイルス感染や血流障害によって顔の運動神経に炎症が起きると、数時間から数日の間に急激に片側の顔が動かなくなります。
また、注意すべきニュースとして中高年層だけでなく若年層でも報告されている一過性脳虚血発作(TIA)や脳梗塞の初期兆候です。口角が上がらない症状に加えて「ろれつが回らない」「片側の手足に力が入らない」「言葉がうまく出てこない」といった異変が同時に起きた場合は、一刻を争う救急要請が必要です。日頃の歪みと急性の麻痺を混同せず、発生のスピード感に目を配る姿勢が求められます。