文法用語としての枠を超えて、メディアや会話で頻繁に使われるのが「贅沢の代名詞」「スピード感の代名詞」といった比喩表現です。この表現における代名詞は、「ある属性や概念を最も象徴する代表格・典型」という意味を持ちます。
比喩表現の由来
文法において「代名詞」は特定の名詞を代わりに指し示すものですが、転じて「その言葉を聞けば誰もが即座に特定の概念を思い浮かべるほどの代表的存在」を指すようになりました。明治期の近代語彙形成の中で、西欧語の翻訳や新聞ジャーナリズムの普及とともに定着したレトリックです。
【代表的な用例】
- 「高級ホテルの代名詞とも言える行き届いたサービス」= サービスといえば真っ先に思い浮かぶ代表格
- 「安全性の代名詞として長年評価されてきたブランド」= 安全性を象徴する絶対的な存在