日本国内で本作がこれほど広く親しまれている背景には、卓越したパトリック 声優 日本語版およびキャスティングの歴史があります。
初代パトリック役を務めたのは、ベテラン声優の谷育子氏(NHK版等)。その後、Season 4からは名優・松野太紀氏が担当し、コミカルで愛嬌たっぷり、かつ独特の脱力感を帯びた声の演技で日本のお茶の間に強烈なインパクトを残しました。松野氏の急逝に伴い、現在は実力派声優のかぬか光明氏がその魂を受け継ぎ、パトリックの無邪気さと図太さを完璧に演じ分けています。
一方のスポンジ・ボブ役も、初代の鶴博幸氏から松野氏の盟友でもあった松本保典氏(映画版など)、そしてシリーズを長く支える奥田啓人氏へと受け継がれ、声優陣の阿吽の呼吸が日本語版独自のグルーヴ感を生み出しています。
さらに見逃せないのが、パトリックを主人公に据えた公式スピンオフ『パトリック スター ショー スピンオフ』の存在です。パトリックの実家を舞台に、彼が自室から架空のバラエティ番組を放送するというメタ構造のアニメーションで、風変わりなスター家の家族構成(妹のスクイディナ、両親のセシルとバニーなど)が明かされ、パトリック人気の高さを証明する決定打となりました。