インターネット上やSNS上では、諏訪大社の御朱印巡りに関して誤った情報が散見されます。参拝当日に慌てないよう、代表的な2つの誤解を正しく解き明かします。
誤解1:「厳格な順番通りに回らないとご利益がない」という噂
検索クエリやネット記事において「本宮から回るのが正式」「下社から回ると順番違いになる」といった記述が見受けられますが、これは完全な誤解です。諏訪大社公式の見解および神職への確認においても、「4社まいりの順番に優劣や決まりはなく、どこから参拝しても良い」と明言されています。
地理的な観点から言えば、諏訪湖の南側に位置する上社エリア(本宮・前宮)と、北側に位置する下社エリア(秋宮・春宮)は車で約20〜30分(公共交通機関の場合は電車とバス・徒歩で約40〜50分)離れています。したがって、「上社本宮 ➔ 上社前宮 ➔ 下社秋宮 ➔ 下社春宮」またはその逆ルートなど、移動動線に合わせて無理のない順序で巡るのが最も合理的です。
誤解2:「公式サイトや通販で限定御朱印帳が購入できる」という誤情報
フリマアプリやオークションサイトで諏訪大社の御朱印帳が高額転売されている例がありますが、諏訪大社では御朱印帳および御朱印の通信販売(郵送授与)は一切行っていません。御朱印は本来、神前で祈りを捧げた参拝の証(受取証)として授かる神聖なものです。現地に足を運ばずにネット上で流通している転売品を購入することは、信仰の本義に反するだけでなく、法外な価格設定や偽物のリスクを伴うため厳に慎むべき行為といえます。