Googleなどの検索窓に店舗名を入力すると、サジェスト候補に「閉店」「閉店の真相」といった不穏なキーワードが表示されることがあります。しかし、冒頭でも触れた通り、シェーキーズ池袋東口店は現在も大和ビル地下1階にて営業を継続しています。
では、なぜこのような誤情報が拡散されたのでしょうか。取材を進めると、3つの構造的な背景が浮かび上がってきました。
第1の要因は、過去に実施された首都圏他店舗の統廃合や商業施設のリニューアルに伴う閉店ニュースとの混同です。渋谷宇田川町店や吉祥寺店など、かつてランドマークとして親しまれた店舗の閉店・移転報道がSNSで拡散された際、池袋東口店と取り違えて記憶したユーザーが少なからず存在しました。
第2の要因は、定期的な店舗メンテナンスやフロアリニューアルに伴う一時休業です。店内のピザ窯やビュッフェ台の設備更新のため短期間の改装工事が行われた際、現地のシャッターを見た通行客が「完全閉店した」と早合点し、口コミサイトや掲示板へ書き込んだ経緯があります。
第3に、サンシャイン60通り周辺の目まぐるしいテナント入れ替えが挙げられます。周辺の大規模商業施設や飲食店が次々と姿を変える中、昭和・平成・令和と半世紀近く同じ場所で看板を掲げ続けるシェーキーズに対し、「まだ残っているのか」という驚き混じりの確認検索が蓄積された結果、検索アルゴリズムが「閉店」というキーワードを結びつけてしまったというのが真相です。