都庁展望台を訪れるにあたり、最初に直面する疑問が「南展望室」と「北展望室」の選び方です。第一本庁舎の45階に位置する点は共通しているものの、運用実態と室内の体験価値には明確なコントラストが存在します。結論から記すと、現在の通常観光で目指すべきメインフロアは「南展望室」です。
現在の日中・夜間一般開放は南展望室を中心にオペレーションされています。南展望室には世界的アーティストの草間彌生氏がデザインを手掛けた黄色と黒の水玉ピアノ「都庁おもいでピアノ」が常設され、一般来館者による自由な演奏が館内に響き渡るライブ感ある空間が形成されています。さらに東京銘菓や伝統工芸品を取り揃えたショップ、落ち着いて東京パノラマを一望できるカフェスペースが充実している点も南展望室ならではの魅力です。
対する北展望室は、新型コロナウイルス対策の大規模接種会場としての役目を終えた後、都のプロモーション事業や特定イベント、修繕工事の進捗と連動した変則的なスケジュールで運営されています。そのため、一般的な観光目的であれば、迷わず「南展望室」のエレベーター列へ並ぶのが正解です。
入場に際して気になる「都庁展望台 予約の要否」についてですが、個人利用であれば事前の日時指定予約は一切不要です。予約サイトでチケットを確保したり会員登録を済ませたりする手間はかかりません。思い立ったその日にふらりと立ち寄り、エレベーターホールへ直行できるアクセスの容易さは、民間展望台にはない都庁ならではの強みです。