「そのまま食べるのは損かもしれない」――そう言わしめるほど、加熱したさけるチーズのインパクトは強烈です。雪印メグミルクが誇るさけるチーズは、製造工程で熟成前のチーズカード(凝固物)を温水中で練り伸ばす「パスタフィラータ(ストリング製法)」を採用しています。これにより、繊維が一定方向に整列した独特の組織が形成されています。
冷えた状態では心地よい歯ごたえと淡白なミルクの風味が際立ちますが、熱を加えると繊維組織の結びつきが適度に緩み、驚くほどの伸長性と濃厚な旨味が一気に解放されます。さらに、表面を焼き固めることでメイラード反応による香ばしさが加わり、一般的な溶けるスライスチーズとは一線を画す「外側サクサク、内側超濃厚モッチリ」という二重構造が完成します。手軽さと劇的な味の変化が、SNSで拡散され続ける最大の理由です。