関西圏において「本物のハシビロコウを観察できる場所」を探している場合、目的地となるのは兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにある神戸どうぶつ王国です。かつて関西圏の複数施設で飼育されていた時期もありましたが、現在、関西で常設展示としてハシビロコウに出会えるスポットは神戸どうぶつ王国に集約されています。
日本国内の動物園水族館協会(JAZA)加盟園館や各地の展示データを集計すると、ハシビロコウ国内飼育数は全国でもわずか11〜13羽前後にとどまります。世界的な生息地である中央アフリカの湿地帯でも生息環境の悪化が進んでおり、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにおいて絶滅危惧種(VU / 危急種)に指定されている極めて貴重な存在です。
神戸どうぶつ王国では、ハシビロコウの生態に配慮した広大な専用展示エリア「Big bill(ビッグビル)」を整備しています。湿地の植生や水辺環境、アフリカの気候を模した雨を降らせるスコール演出など、繁殖を見据えた高度な環境設計が施されており、全国の愛好家からも「国内屈指のハシビロコウ展示施設」として高い評価を集めています。