多くのカップルが挙式を見送る背景には、複合的な要因が絡み合っています。アンケート調査で浮き彫りになったナシ婚の理由のトップは、やはり経済的な問題です。
一般的な結婚式の費用平均は約350万〜380万円(招待客60名前後を想定)。ご祝儀による回収を見込めるケースもありますが、自己負担額として100万〜150万円以上の手元資金が必要になる場面も少なくありません。将来の住宅購入資金や子育て費用、物価高への備えを優先したい若年層にとって、1日のセレモニーに数百万円を投じるハードルは極めて高くなっています。
さらに、費用以外の理由として以下の要素が目立ちます。
- 主役として注目されるのが苦手:人前で目立つセレモニーや演出に抵抗がある。
- 人間関係の気遣いや準備の負担:誰を招待するかという人間関係の調整や、数ヶ月に及ぶ打ち合わせへの精神的・時間的ストレス。
- 「入籍のみ」への抵抗感の薄れ:形式的な儀式を行わなくても夫婦としての絆は変わらないという意識の変化。
- 授かり婚・再婚:体調への配慮や、前回の婚姻時の経験から静かにスタートしたいという意向。