歴代キャラクターを巡っては、インターネット上でいくつかの都市伝説や誤った情報が囁かれることがあります。代表的な盲点と事実関係を整理します。
短命作品『モノランモノラン』は失敗だったのか?
2009年から2011年までのわずか2年間で終了した第11作『モノランモノラン』(ライゴー、スイリン、プゥート)。ネット上では「人気がなかったから打ち切られた」と語られることがありますが、実態は大きく異なります。
『モノランモノラン』は、NHKが地上デジタル放送への完全移行(2011年)を見据え、HD高画質放送とCG合成技術を融合させた実験的かつ意欲的なプロジェクトでした。雷神・水神・風神の孫という斬新なモチーフを取り入れ、視覚効果を多用した結果、現場の制作コストやCGレンダリングの運用負荷が想定を上回ったこと、そして東日本大震災の発生に伴う番組編成全体の抜本的見直しが重なったことが、早期の交代につながった要因です。作品そのもののクオリティや子どもたちへの人気は決して低いものではありませんでした。
「初代の声優が黒柳徹子」という驚きの歴史事実
若い親世代の間で意外と知られていないのが、第1作『ブーフーウー』のキャストです。末っ子のウー役を務めたのは、日本を代表する司会者であり女優の黒柳徹子氏でした。大山のぶ代氏(ブー役)、三輪勝恵氏(フー役)とともに、日本の創成期におけるラジオ・テレビドラマのプロフェッショナルたちが全身全霊で命を吹き込んでいた事実は、番組が当初から一貫して最高峰の演劇的クオリティを追求していた証左と言えます。