『なんでも鑑定団』のアシスタントを語る上で欠かせないのが、洗練された衣装と現場での高度な立ち振る舞いです。
スタジオコンパニオンが着用する鮮やかなミニワンピースやスーツスタイルは、美術品を引き立たせるための計算された色彩設計が施されています。派手すぎず、かつ画面が暗くならない絶妙なトーンが選ばれており、数年ごとにトレンドや季節に合わせて細やかなリニューアルが行われています。
しかし、華やかな見た目とは裏腹に、彼女たちに求められる業務内容は極めてシビアです。数千万円から数億円規模の国宝級美術品、あるいは極めて脆い陶磁器や古文書を「絶対に落とさず、傷つけず、手際よくカメラのベストポジションに運ぶ」という作業には、張り詰めた緊張感が伴います。
一方、地方の市民会館や体育館を巡る「出張!なんでも鑑定団」のアシスタントは、さらに過酷なロケ環境に身を置きます。台本通りにいかない一般参加者の予期せぬリアクションを瞬時にフォローし、司会者と鑑定士のスムーズな進行を繋ぐ黒子としての役割を全うしなければなりません。現場で見せる自然な笑顔の裏には、卓越したアドリブ力と体力、そして気配りが凝縮されています。