天之助を語る上で絶対に外せない二大要素が、「半熟卵天」と卓上に備え付けられた「自家製いかの塩辛」です。
定食の終盤、あるいは中盤に登場する半熟卵天は、絶妙な火入れによって白身はぷるぷる、黄身は完全な液状に仕上げられています。これを最大限に味わうための推奨手順は以下の通りです。
- ご飯をあらかじめ少し残しておく(またはおかわりを準備)。
- ご飯の中央にくぼみを作り、揚げたての半熟卵天をそっとのせる。
- 卓上に用意された「卵かけご飯専用タレ」を適量回しかける。
- 箸で衣と白身を割り、流れ出る濃厚な黄身をご飯に絡める。
- お好みで卓上の黒胡椒や七味唐辛子を少量振り、味の輪郭を引き締める。
衣のクリスピーな食感と濃厚な卵黄、専用タレの甘辛さが一体となり、一般的なTKG(卵かけご飯)とは次元の異なるコクと香ばしさを生み出します。
また、無料の卓上サービスとして提供されている「いかの塩辛」「浅漬け」「もやしナムル」のクオリティも驚異的です。特にいかの塩辛は、内臓の臭みを極限まで抑え、柚子の爽やかな香りを利かせた浅漬け仕立て。塩辛特有の生臭さが苦手な人でも「ここの塩辛だけは食べられる」と口を揃える逸品です。この塩辛だけでご飯が一杯消えてしまうため、天ぷらが到着する前にご飯を食べ切ってしまわないよう配慮が必要です。