皇居東御苑を訪れる多くの人が最初に抱く疑問が、「これほど広大で整備された皇室関連施設が本当に無料で入れるのか」という点です。結論から言えば、皇居東御苑の入場料は無料であり、一般的な散策であれば事前の入園予約も一切不要です。宮内庁が管轄する国有財産であり、皇居の公開事業の一環として1968(昭和43)年から広く一般に開放されています。
ただし、誰でも自由に出入りできる街区の公園とは異なり、皇室警備と文化財保護の観点から厳格な入園管理が敷かれています。入園ゲートは「大手門」「平川門」「北桔橋門(きたはねばしもん)」の3箇所に限定されており、すべての来園者は門前で手荷物検査(セキュリティチェック)を受ける必要があります。スーツケースなどの大型荷物や危険物、アルコール類の持ち込み、ドローンの持ち込み・飛行は固く禁止されています。
過去に行われていたプラスチック製入園票の受け渡しオペレーションは見直され、現在は手荷物検査を通過すればそのまま園内へ進めるスムーズな入園方法が定着しています。ただし、桜や紅葉のハイシーズン、連休中には手荷物検査待ちの列が門の外まで伸びることがあるため、開園直後や午後のピーク時を避けた時間配分が求められます。