「口をつぐむ」の具体的な活用法を、文脈別に例文とともに確認していきます。
【日常・人間関係での例文】
- 「友人のプライベートな悩みを聞いたが、他人に漏らすわけにはいかないので口をつぐんだ」
- 「口論になりかけたが、これ以上事態を悪化させないためにあえて口をつぐんだ」
- 「核心に触れる話題になった途端、彼は急に口をつぐんで視線を逸らした」
【ニュース・社会問題での例文】
- 「不正会計の経緯について問われた元役員らは、揃って口をつぐんだままだ」
- 「事件の重要な手がかりを握る目撃者は、報復を恐れて固く口をつぐんでいる」
【ビジネスでの誤用リスクと敬語への言い換え】
「口をつぐむ」という言葉には、「何か都合の悪いことを隠している」「保身のために黙っている」というネガティブなニュアンスが含まれます。そのため、取引先や目上の相手に対して使うのは不作法です。
例えば、「この件については口をつぐんでいただけますか」と依頼するのは重大なマナー違反となります。ビジネスシーンでは、以下のように敬語・公的表現へ言い換えるのが適切です。
- 他言を避けてほしい場合:「内密にお願い申し上げます」「他言はご容赦いただけますと幸いです」
- 自らが発言を控える場合:「回答を差し控えさせていただきます」「公表は控えさせていただきます」
- 秘密を守る旨を伝える場合:「決して口外いたしません」「秘密を厳守いたします」