スキー場における熊の目撃情報は、特定の地域に限定されたものではありません。本州屈指の豪雪・スキーエリアである長野県や新潟県、そして広大なバックカントリーを擁する北海道まで、広範囲で緊張が高まっています。
過去の報道や警察・消防の記録を検証すると、新潟県湯沢町や妙高エリア、長野県の白馬・志賀高原周辺のスキー場において、早朝のゲレンデ整備中に圧雪車の前を横切るツキノワグマや、未明にリフト券売所付近をうろつく姿が監視カメラに捉えられた事例が複数報告されています。幸いゲレンデ内での大規模な人身被害は未然に防がれているケースが多いものの、コースの一部閉鎖や営業開始時間の繰り下げといった実害が発生しています。
一方、北海道のニセコや富良野エリアなどでは、体長2メートルを超えるエゾヒグマの痕跡(足跡・掘り返し)がゲレンデ外縁部や非圧雪ツリーランエリアで確認される事例があり、海外からのインバウンドスキーヤーを含めて注意喚起が強化されています。ツキノワグマに比べて体格が圧倒的に大きいヒグマの場合、遭遇時の致死率が極めて高いため、リゾート運営側も極めて神経質な対応を迫られています。