なぜ「女性活躍にうんざり」の声が急増?現場の不満が爆発する3つの真相

なぜ「女性活躍にうんざり」の声が急増?現場の不満が爆発する3つの真相

なぜ「女性活躍にうんざり」の声が急増?現場の不満が爆発する3つの真相についての真相をお届けします。

女性活躍推進の歪みが最も先鋭化している現場の一つが、育児短時間勤務などを利用するワーママと、独身女性あるいは子を持たない女性社員との間に生じる業務格差です。ネットの掲示板やSNSでは、「ワーママのしわ寄せ」という言葉が定期的にトレンド入りし、深刻な分断が露呈しています。

制度上、子育て中の女性社員が定時退社や突発的な有給取得を行うこと自体は正当な権利です。しかし問題は、「抜けた穴を埋める要員」が補充されず、残された独身女性や周囲の同僚に無制限のカバーが求められる点にあります。都内のIT企業に勤務する30代の独身女性社員の手記には、現場の逼迫したリアルが綴られています。

「チーム内のワーママさんが子どもの発熱で急遽休むたび、その日のクライアント対応や深夜残業はすべて私に回ってきます。『お互い様だから』と上司は言いますが、私自身が体調を崩しても誰も代わってはくれません。評価や賞与に差がつくわけでもなく、ただ『時間に融通が利く便利な駒』として消費されている感覚です。同じ女性だからこそ、相手を責めたくないのに、次第に顔を見るだけで動悸がするようになりました」

このような構造的放置が続いた結果、女性活躍推進の現場の不満は爆発寸前に達し、一部では「女性活躍が迷惑と言われる理由」として冷ややかな視線が向けられる悪循環に陥っています。配慮を受ける側も「周囲に申し訳ない」と過剰な精神的負担を抱え、カバーする側は業務過多で心身を削られる——。女性活躍で疲れた本音を吐露する人々が求めているのは、耳あたりの良い美辞麗句ではなく、抜けた穴を客観的に埋める人員配置と公平な報酬設計という極めて実務的な手立てです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。