ホテル選びにおいて決定的な要素となる「食」と「スパ」の実力について、現地での体験をもとに検証を進めます。1階に位置するメインダイニング「リストランテ&バー エヴォルタ(RISTORANTE & BAR EVOLTA)」は、単なるホテルの朝食会場の枠を完全に超越しています。
朝食の口コミで誰もが言及するのが、オープンキッチンで焼き上げられる「薪焼きの自家製パン」と、素材の旨味が凝縮されたハム・ソーセージ、そして注文ごとに仕上げられる卵料理です。朝の光が差し込む高い天井と緑を望むテラス席の空間演出も相まって、朝食目当てのリピーターが後を絶ちません。また、同店はランチタイムにも「ランチ エヴォルタ」として周辺のマダムやビジネス層で連日満席となっており、本格的なパスタやメインディッシュをリーズナブルに味わえるレストランとしても確立されています。
一方、宿泊者の疲れを癒やす2階の大浴場「杜の湯」は、御影石を用いた上質な空間設計が特徴です。内湯に加えて吹き抜けの外気を感じられる半露天の外湯があり、都心にいながら静謐な入浴時間を過ごせます。
ただし、サウナ愛好家(サウナー)の間で議論が分かれるのが「サウナと水風呂の仕様」です。男性用大浴場にはドライサウナ、女性用にはスチームミストサウナが完備されています。しかし、男性用サウナの脇に独立した冷水風呂がなく、専用の冷水シャワーで体を冷やす仕様となっています。本格的な温冷交代浴による「ととのい」を期待しすぎると物足りなさを感じる可能性があるため、ここは事前に認識しておくべきポイントです。とはいえ、清潔に保たれた広々とした洗い場と外気を感じる浴槽は、客室のユニットバスでは決して得られないリフレッシュを提供してくれます。