増えてしまった顔のほくろを除去したいと考えた場合、直面するのが「皮膚科の保険診療」と「美容皮膚科の自由診療」の選択です。結論から言えば、治療目的が純粋な見た目の改善(審美目的)である場合は、健康保険は一切適用されず全額自己負担となります。
一方で、ほくろ除去皮膚科保険適用が認められるのは明確な医学的根拠が存在する場合に限られます。具体的には、「悪性腫瘍(皮膚がん)の疑いがあり病理組織検査を行う必要がある」「まぶたにあって視野を遮る」「洗顔や髭剃りのたびに刃が引っかかり出血を繰り返す」といった機能的障害が生じているケースです。
治療法には、主に「炭酸ガスレーザーほくろ除去」「切除縫合法(メス手術)」「くり抜き法」「電気凝固法」の4種類が存在します。それぞれの適応、費用相場、回復期間を以下の比較表にまとめました。
顔のほくろレーザー治療費用に関しては、自由診療のためクリニックごとに価格設定の幅があります。1個あたりの単価設定だけでなく、初診料、麻酔代(局所麻酔注射や麻酔クリーム)、術後の保護テープや軟膏代が別途請求されるかどうかも総額を大きく左右します。
気になるほくろ除去ダウンタイム経過は、治療後すぐに肌が綺麗になるわけではありません。術後約1〜2週間は患部がすり鉢状に窪み、ジュクジュクとした体液が出るため、肌色のハイドロコロイドテープ等による保護が必須です。皮膚が平らに張った後も、1〜3ヶ月程度はピンク色や赤みを帯び、一時的な炎症後色素沈着(PIH)によって「シミのように濃く見える」期間を経て、半年から1年をかけて周囲の肌色へと馴染んでいきます。