日本工学院の看板とも言える「声優・演劇科」と「ゲームクリエイター科」は、毎年全国から情熱を持った若者が集まります。しかし、憧れだけでは生き残れないシビアな競争社会が校内に存在します。
声優・演劇科では、業界第一線で活躍するプロの講師陣による直接指導や、学内で行われる大手声優プロダクションのオーディションが最大の魅力です。劇団や芸能事務所への所属実績は業界内でも指折りですが、最終的に声優として生計を立てられるのは学内でも一握りのトップ層に過ぎません。オーディションを通過するために、自主練や体躯管理、表現力の探求を24時間体制で継続できる執念が求められます。
一方のゲームクリエイター科は、東京ゲームショウへの毎年の大規模出展など、産学連携の厚さが際立ちます。プログラミング、プランナー、グラフィックデザインと分業化が進む現代のゲーム開発に合わせ、現場と同じチーム制作プロセスをカリキュラム内で体験できるのが強みです。夜遅くまで研究室や自宅でコードを書き、3Dモデルを動かし続ける根気がなければ、大手スタジオの内定を勝ち取るポートフォリオ(作品集)は完成しません。設備が揃っていることと、本人が使いこなせることは別問題であるという現実があります。