喧嘩稼業Rawの罠と休載の真相|木多康昭の現在と再開の道筋を追う

喧嘩稼業Rawの罠と休載の真相|木多康昭の現在と再開の道筋を追う

喧嘩稼業Rawの罠と休載の真相|木多康昭の現在と再開の道筋を追うを徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。

単行本第13巻が2020年3月に上梓されて以降、途絶えている「第14巻の発売日」はいつになるのか。この問いに対するシビアな答えは、「原稿ストックの絶対的不足」にあります。

休載に入る直前、ヤングマガジン本誌に掲載されたエピソードは数話分に留まっており、単行本1冊を編纂するために必要な約180〜200ページの原稿量には達していません。つまり、木多氏が本誌で数話の新作を描き下ろすか、未発表の単行本用描き下ろしを大幅に追加しない限り、14巻の物理的な刊行は不可能なシステムになっています。

ネット上で定期的に浮上する「喧嘩稼業 アニメ化」の噂についても、業界の制作事情を鑑みれば現実的な壁が存在します。第一に、過激な人体損壊描写や反社会的な謀略描写が多く、地上波テレビ放送の放送コードに適合させるのが困難であること。第二に、実在する著名格闘家や格闘団体を想起させる強烈なパロディや風刺が含まれており、権利処理のハードルが高いこと。そして何より、原作が未完であり、トーナメントの決着時期が見通せない作品に巨額の制作出資を行う製作委員会を見出すのが難しいという構造的事情があります。実現の道があるとすれば、将来的な原作完結を前提としたNetflix等の外資系配信プラットフォームによる独占配信形式に限られるでしょう。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。