大学名を検索した際に表示されるネガティブな検索候補の正体を紐解くと、主に大手予備校の模試データにおける「ボーダーフリー(BF)」判定や低偏差値帯の存在が発端となっています。ネットスラングとしての「Fラン」は本来、河合塾の難易度ランクで合否判定が出せないボーダーフリーの学科を指しますが、ネット掲示板などでは中堅以下の私立大学全般を十把一絡げに揶揄する言葉として乱用されてきました。
北海道内の私立大学序列において、札幌学院大学は北海学園大学や北星学園大学に次ぐグループに位置付けられており、一部の学部系統で入試難易度が低めに設定されているのは事実です。しかし、これが直ちに「学生の質が著しく低い」「授業が成立していない」という現場の崩壊を意味するわけではありません。文部科学省の認可基準に準拠した正規のカリキュラムが提供され、少人数制ゼミや基礎学力補強プログラム(リメディアル教育)を手厚く配置している点は、むしろマス教育に陥りがちな大規模大学にはない強みといえます。
大学事務局関係者へのヒアリングや現場取材でも、「ネット上で語られる極端な噂と、実際のキャンパス風景には明らかな乖離がある」との声が聞かれます。入学後のサポート体制や就職支援の密度を無視し、偏差値という単一のモノサシだけで「やばい大学」と断定するのは、現代の大学選びにおいて極めて危険な判断基準です。