モロー反射が多い子は自閉症の兆候?激しい原因とてんかんの見分け方

モロー反射が多い子は自閉症の兆候?激しい原因とてんかんの見分け方

モロー反射が多い子は自閉症の兆候?激しい原因とてんかんの見分け方とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

保護者が最も警戒し、見落としてはならない疾患の一つに、乳児期特有の難治性てんかんである「点頭てんかん(ウエスト症候群)」が存在します。モロー反射と点頭てんかんの初期症状は一見似通った「びくつき」に見えるため、不安を解消するためには両者の病理学的・臨床的特徴の違いを論理的に整理しておく必要があります。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価発症・好発月齢点頭てんかんは生後3〜11ヶ月(ピークは生後4〜7ヶ月)に好発モロー反射は出生直後〜生後3ヶ月がピーク、生後6ヶ月で概ね消失モロー反射が消え始める時期に新たなびくつきが出現した場合は厳重注意が必要誘因(引き金)音や光の有無に関わらず無刺激で突発的に発症突然の物音、急激な体位変換、振動など明確な外的刺激で誘発「刺激がない静寂な状態」で規則的に体が強張るかどうかが鑑別の最大ポイント動作のパターン頭部を前方へカクンと落とし、両腕を抱え込むように屈曲(縮む動き)両手を外側にパッと広げて開き、その後に胸の前へ戻す(開く動き)動作の方向性が「内向きの収縮」か「外向きの開帳」かで運動形態が全く異なる発生のリズム・頻度5〜10秒程度の間隔で数分間にわたり反復(シリーズ形成発作)刺激に対して単発で発生、泣き止むと落ち着く(連続リズムなし)規則的な痙攣の反復が見られる場合は、迷わず動画を撮影し即座に受診すべき

上記のように、点頭てんかんとモロー反射の違いを判定する決定打は「動作の方向性」と「シリーズ形成の有無」です。モロー反射は外に向かってパッと手足を広げた後に抱きつくような仕草を見せ、基本的に単発で生じます。対照的に点頭てんかんは、眠りから覚めかけたタイミングなどに、頭部を瞬間的にお辞儀のように屈曲させながら両腕を縮め、それが数秒ごとに何度もリズミカルに反復します。この相違点を頭に入れておくだけで、無用なパニックを回避できます。

山崎 陸
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山崎 陸

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