車内販売に頼れないとなれば、問題は「どこで駅弁を手に入れるか」です。ターミナル駅では売り場選びを誤ると、長蛇の列に巻き込まれて発車時刻に遅れそうになるリスクを孕んでいます。
東日本の最大のハブである東京駅において、圧倒的な品揃えを誇るのがJR東日本改札内グランスタ東京にある「駅弁屋 祭」です。日本全国から毎日200種類以上の名物駅弁が集まる聖地ですが、週末や朝夕のラッシュ時にはレジ待ち列が通路まで伸び、購入までに15分から20分以上を要することも珍しくありません。
そこで活用したいのが、改札内コンコースや新幹線乗換口付近に点在する「デリカステーション」や小型の駅弁売店です。特に東海道新幹線の14番線〜19番線ホーム上にある売店や、南乗換口付近のキヨスク型店舗は、定番の幕の内弁当や深川めし、東海道肉づくし弁当などに品数が厳選されている分、レジ回転が非常に速く、わずか数分の待ち時間で購入可能です。
また、買い逃しを完全に防ぐ手段として普及しているのが駅弁の事前予約サービスです。JR東海リテイリング・プラスが展開する「スマート予約」やJR東日本の「ネットでエキナカ」を利用すれば、スマートフォンから乗車日と希望の弁当を指定し、駅構内の指定カウンターで並ばずに受け取ることができます。「目当ての人気弁当が売り切れていた」という悲劇を回避する上でも、繁忙期の事前決済・取り置きは最も賢明な自衛策と言えます。