SNS上では「芳根京子のような腹筋になるには、毎日腹筋運動(クランチ)を100回やればいい」という短絡的なアドバイスが散見されますが、これは運動生理学的に大きな誤解です。
寝転がって頭を起こす一般的な上体起こしばかりを行うと、腹直筋の上部が分厚くなり、かえってウエストが寸胴に見えてしまうリスクがあります。芳根さんのような「細身で縦線が入るスタイル」を作るために本当に必要なのは、腹横筋(コルセット筋)を締めて腹圧を高めることと、余分な皮下脂肪を落とすことの掛け合わせです。お腹周りの脂肪が厚い状態では、いくら腹筋を鍛えても縦線が表面に浮き出ることはありません。
また、「清純派女優だから生まれつき太らない体質」という見方も実態とは異なります。彼女の引き締まった肉体は、体幹を意識した緻密なピラティス、役作りのための地道な反復練習、そして徹底したセルフマネジメントが積み重なって形成された「努力の結晶」です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
芳根京子さんのボディメイク手法を自身の生活に取り入れるにあたり、向き不向きの基準を明確にしておく必要があります。
▼このアプローチが向いている人:
・筋肉で体を大きくしたくないが、女性らしく引き締まったラインを手に入れたい人
・過度な食事制限でリバウンドを繰り返した経験があり、食べて動く健康的な習慣を作りたい人
・反り腰や猫背など、骨格の歪みからくる下腹部のぽっこりを根本改善したい人
▼慎重に取り組むべき人:
・短期間(2週間〜1ヶ月程度)で劇的に体重の数値を落としたい人(インナーマッスルの定着には最低でも3ヶ月を要するため)
・重いウェイトをガンガン持ち上げて、メリハリのある大きな筋肉をつけたい人
・栄養バランスを無視し、トマトなど特定の食材だけを食べ続ける偏った単品ダイエットに陥りやすい人