2000年代半ば、赤西仁の人気を語る上で欠かせないのが、同じKAT-TUNのメンバーであった亀梨和也との「仁亀コンビ」です。グループの二大エースとしてフロントに立ち、陰と陽、ワイルドとノーブルという対照的な個性を放った2人のシンメトリーは、ジャニーズJr.時代から伝説的な動員力を誇っていました。
2006年3月にリリースされたデビューシングル「Real Face」は、B'zの松本孝弘が作曲、スガシカオが作詞を手掛け、ミリオンセラー(累計104万枚以上)を達成。オリコンチャート1位を独占し、シングル・アルバム・DVDの3冠を同時に達成する前人未到の記録を打ち立てました。このKAT-TUN全盛期において、グループのボーカル面を牽引したのが、赤西仁の圧倒的な歌唱力とハイトーンのフェイクでした。
さらに、彼の影響力は音楽やドラマの枠を超え、ストリートファッションやヘアスタイルにまで及びました。当時、赤西仁が定番としていた襟足を長く残して外ハネさせた「ウルフカット」や無造作なメッシュカラーといった昔の髪型は、全国のサロンでオーダーが殺到。「赤西ヘア」を真似た若者が街に溢れかえり、ハットやシルバーアクセサリーの着こなしを含め、平成中期のメンズカルチャーにおける最大のアイコンとなりました。