2026年、邦ロック界は歴史的なアニバーサリーイヤーを迎えています。1996年に千葉県佐倉市で産声を上げたBUMP OF CHICKENは結成30周年という大金字塔を打ち立てました。幼稚園からの幼馴染である4人が誰一人欠けることなく、オリジナルメンバーのまま30年間スタジアムクラスを埋め尽くし続けているという事実は、世界のロック史を見渡しても極めて稀有な奇跡です。
近年のBUMPは、大型タイアップを通じて新世代のリスナーを獲得しつつ、アナログな温もりと現代的なエレクトロサウンドを高次元で融合させたアルバムを発表。全国ドームツアーでは、世代を超えた数万人規模の観客が藤原基央の一挙手一投足に息を呑み、圧巻のシンガロングを巻き起こしています。
一方のRADWIMPSも、メジャーデビュー20周年を超えてなお挑戦の手を緩めていません。新海誠監督との3部作(『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』)によって世界的な認知を獲得した彼らは、アジア、北米、ヨーロッパを巡るワールドツアーを大成功させ、日本のロックバンドの活動領域を完全にグローバル規模へとアップデートしました。
野田洋次郎はソロ名義での活動や俳優業、劇伴制作など多方面で才能を爆発させながらも、母体であるRADWIMPSのステージに立つ際には、少年のような獰猛なロックンロールの初期衝動を爆発させます。2組のアプローチは対照的でありながら、「日本のロックの可能性を更新し続ける」という目的において、今なお強固に共闘していると言っても過言ではありません。